管理費と共益費の違いとは？費用相場は？賃貸一戸建ての場合も気になる

賃貸物件に住もうと不動産情報サイトを覗くと必ず目にするのが「管理費」や「共益費」という言葉です。

この「管理費」と「共益費」どちらにどんな意味があって違いは何か、ご存知ですか。

今回は管理費と共益費のそれぞれの意味から違いについて、また費用相場や賃貸一戸建ての管理費についてご紹介します。

これから部屋探しを始める人は、知っておいて損はない情報です！

ぜひチェックしてください！

管理費とは何のこと？

まずは管理費についてご紹介します。

管理費はその名の通り、賃貸物件全体を管理・維持するために使用されるお金のことです。

マンションやアパートなどの集合住宅には、一般的に管理人などの建物を管理する担当者がいます。

その人の人件費も管理費によって支払われています。

共益費とは何のこと？

一方で、共益費とはマンションやアパートなどのロビーや廊下、階段、エレベーターなどの共有部分を管理・維持するためのお金です。

集合住宅には、お部屋などの専用部分だけでなく、住民全員で使う廊下などの共有部分があります。

この共有部分が壊れてしまうと住民は非常に不便ですよね。

そのため、住民から共益費を徴収し、修理やリフォームの資金にしてるのです。

管理費と共益費の違いとは？

それぞれをよく見てもわかる通り、管理費と共益費の違いはほとんどありません。

少し違うといえば、管理費は賃貸物件全体の管理を指す一方で、共益費は共有部分の管理に絞られています。

しかし、管理費と共益費はイコールで言い表すことがほとんどで、それぞれを別々に徴収することはありません。

管理費と共益費が両方かかるかも、なんて心配はする必要はないので安心してくださいね。

管理費と共益費に消費税はかかる？

家賃に消費税がかからないのと同じく、管理費と共益費にも消費税はかかりません。

例えば、家賃が5万円、管理費が6,000円だった場合、毎月支払うのは家賃と管理費を合わせた56,000円です。

当然、共益費と呼ばれている場合も同様に非課税です。

管理費（共益費）の費用相場はいくら？

たいていの賃貸物件に必要な管理費（共益費）ですが、費用相場はいくらなのでしょうか。

一般的に管理費（共益費）の費用相場は家賃の5〜10%と言われています。

例えば、家賃6万円の場合は3,000円〜6,000円の範囲が相場ということです。

ただし、賃貸物件の設備によって大きく異なる場合があります。

賃貸物件の設備とは、エレベーターやオートロック、管理された公園などです。

その設備が多いほど、管理費（共益費）は高くなります。

一方、エレベーターなしの階段のみ、オートロックなしの集合住宅の場合、管理費（共益費）が安い場合が多いです。

管理されるものが少ないため、当然ですよね。

ただし、管理費（共益費）が安いから良いとは限りません。

安すぎると賃貸物件の管理状態が悪くなり、快適な状態で暮らせないかもしれません。

適切な金額の管理費（共益費）は快適に暮らすために必要不可欠なお金なのです。

管理費（共益費）の値下げ交渉は可能？

良い賃貸物件があっても管理費（共益費）を含めると予算オーバーになる、そういうことも少なくないと思います。

こういった場合、管理費（共益費）の値下げ交渉は可能なのでしょうか。

答えは、賃貸物件によって可能なところも不可能なところもあります。

それは賃貸物件によって家賃金額の付け方や管理費（共益費）の懐事情が異なるためです。

1,000円程度の値下げであれば聞いてくれる可能性もありますが、大幅な値下げ交渉は難しいでしょう。

「そんな人はお断り」と家主に入居NGを出されないように、値下げ交渉をする場合は常識の範囲で、尚且つ不動産屋に相談した上で行うのが大切です。

賃貸一戸建ての場合は管理費はなし？

これまでマンションやアパートなどの集合住宅の管理費（共益費）について解説しました。

しかし、賃貸物件は集合住宅だけではありません。

賃貸一戸建ての場合は管理費はどうなっているのでしょうか。

答えは、管理費なしの物件が多いです。

それはエレベーターや廊下などの他の住民と共有する部分がないからです。

ただし、管理してもらえない訳ではありません。管理費は家賃に含まれていると考えると良いでしょう。

賃貸一戸建てであっても、管理会社による管理は受けられるので安心してくださいね。

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まとめ

今回は管理費と共益費のそれぞれの意味から違いについて、また費用相場や賃貸一戸建ての管理費についてご紹介しました。

管理費は、マンションやアパートの建物全体の管理・維持するためのお金。

共益費は、マンションやアパートの共有部分の管理・維持するためのお金。

それぞれの違いは管理費のほうが広い範囲を指し、共益費のほうが狭い範囲を指すというものでした。

しかし、実際は同じ意味で用いられることがほとんどで、管理費と共益費の両方を徴収されることはありません。

管理費（共益費）の費用相場は5〜10%で、物件によっては値下げ交渉も可能です。

ただし、大幅値下げは難しく、もし行う場合は常識の範囲で問い合わせるようにしましょう。

また、賃貸一戸建ての場合は管理費（共益費）がない場合も多いですが、管理してもらえない訳ではないので安心しましょう。

不動産用語っていろいろ難しいですよね。

知っておくと、賃貸を借りる時に役に立つのでぜひこの記事を参考にしてください！

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