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厚生労働省が行ったホームレスの全国調査によると、ホームレスの数は全国で2,820人いることがわかり、そのうち172人が女性です。参照:厚生労働省
人数だけを見れば、女性のホームレスは少なく感じられますが、実はここ数年で女性のホームレスは増えても減ってもいません。
逆に男性はここ数年で1,000人以上減っており、ホームレスに占める女性の割合は次第に増えている状況です。
特に最近は、若い女性が「見えないホームレス」と呼ばれる状態になるケースが出てきています。
本記事では、若い女性がホームレスになる理由や「見えないホームレス」の事例、ホームレスになることを回避する方法を解説します。
若い女性がホームレスになる理由にはいくつかの要因が考えられます。
本項目では、上記の内容について解説します。
イギリス・ロンドンでは、新型コロナウイルスの影響から若い女性がホームレスになるケースが急増したことが明らかになっています。
その理由の中には、パートナーからの暴力によって命を守るために家を出ざるを得なかったケースもありました。参照:BBC
家庭内暴力・DVで家出を余儀なくされるケースは増加傾向にあり、特にここ数年は配偶者暴力相談支援センターへの相談件数が右肩上がりの状況となっています。参照:男女共同参画局
後ほどご紹介する「家族と不仲」の場合、頼れる存在がおらず、結果としてホームレスにならざるを得ないケースが出てくるのです。
NPO法人POSSEのアンケートによると、若者がホームレスとなった要因として圧倒的に多かったのは親からの虐待だったことが明らかになっています。参照:ヤフー
家族との折り合いが悪く、暴力を振るわれるなど、半ば家を追い出される形となり、ホームレスになってしまうケースがあります。
その後、友人の家に泊まるなど居場所を転々としたものの、結局居場所を見つけられず、ホームレスになってしまうのです。
家族との折り合いが悪いと、支援を受けられにくい状態になるため、孤立無援に陥りやすくなると言えます。
また収入などはありながらも、家族との折り合いが悪いためにホームレスになっている「ネオホームレス」がZ世代を中心に増えています。
若い女性がホームレスになる背景には、もともと女性に非正規雇用者が多いことも挙げられます。
男性と比べると女性の賃金は一般労働者でも男性の7割程度、短時間労働者となると、男性一般労働者の半分程度しか稼げません。参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構
家を出たとしても、バイトで稼ごうにもうまく稼げず、人によっては夜の街で稼がざるを得ないケースも出てきます。
女性の貧困率も25歳までの単身世帯が突出して高く、女性1人だけでは生きていくのも厳しい環境が背景にあると言えるでしょう。
一般的なホームレスとは、家を持たずに路上生活をする人を指します。
しかし、若い女性を中心に「見えないホームレス」が急増し、社会問題化しています。
本項目では、若い女性に増えている「見えないホームレス」について、その事例をまとめました。
見えないホームレスとは、ネットカフェ難民など住所不定の状態で暮らす人を指します。
政府が定める「ホームレス」は路上生活者を指し、ネットカフェ難民などはホームレスに該当しません。
しかし、安心して住める場所がないという点では、ネットカフェ難民なども状況は同じです。
そんな中、安心して住める場所がないという相談が若者を中心に増えており、NPO法人が指摘を行っています。参照:朝日新聞
ホームレス=路上生活者というイメージが強い状態にあるため、「見えないホームレス」は若者、特に経済力が弱い女性にとって深刻な問題と言えます。
日本におけるホームレスは「路上生活者」を指しますが、EUにおいては「路上生活者」だけがホームレスではないとしています。
例えば、知り合い・友人・親族などの家に宿泊するケースやドミトリーなどに宿泊する人、福祉施設などに住む人も含まれます。参照:ビッグイシュー
そのため、友達の家を転々とする若い女性も、EUにおけるホームレスの定義と照らし合わせればホームレスとなるのです。
20代でホームレスになった女性の中には、家族と仲が悪く、家を出ざるを得なかったケースが目立ちます。
20代前半の女性の場合、家族と言い争いになり、勢いで家を出てしまいました。
所持金はたった1万円でお金がなく、友達の家などに居候しつつ、日雇いなどで食いつなぐ日々を過ごします。
ただ居候も難しくなったことで、二段ベッドが並ぶ格安のシェアハウスで暮らさざるを得ない状況となっています。参照:bizSPA
無事に働くことが決まり、一人暮らしの道筋はついたものの、家族との関係性はまだ悪いようです。
この女性も「何らかの要因で安心して暮らせない人」に該当し、見えないホームレスに該当すると言えるでしょう。
EUにおけるホームレスの定義では、シェルターに暮らす人もホームレスに含まれます。
以前は高齢の男性が多かった中、最近では若者の相談が半数程度を占めており、女性の割合は4分の1程度となっています。参照:PRTIMES
その中で、10代20代のシェルター利用者に関して、生育環境のアンケートが行われました。
すると、全体の4割以上が親との不仲もしくは音信不通、25%が虐待サバイバー、18%が「連絡こそ取れるものの頼れない」という結果でした。
生育環境に何らかの影響があり、特に幼少期、親に甘えたくても甘えられない環境で過ごしてきた人が多いです。
「見えないホームレス」となっている若い女性も、こうした生育環境となり、頼りたくても頼れない、甘え方を知らない人が多いと言えるでしょう。
親日国とされる台湾において、若いホームレスが増えていると言われています。
原因として、コロナ禍で仕事に行けなくなり、生計を立てられなくなった点が挙げられます。
結果的にホームレスにならざるを得なかった若者は、ホームレスとして台北駅など主要駅に集まるようになったのです。
その中でも若い女性もホームレスになっているケースが出てきています。
若いホームレスたちは日雇い労働が行えるアプリを通じて仕事を行うことが明らかとなっています。参照:文春オンライン
若い女性がホームレスを回避するには生活保護の利用が必須と言えます。
最後に、若い女性がホームレスを回避するのに欠かせない生活保護の特徴をまとめました。
生活保護の申請では住所がいらないため、ホームレスでも申請は可能です。
参照:厚生労働省
「現在地主義」と呼ばれ、生活保護の申請をする際には自治体の役場を現在地として申請できます。
別の自治体に住民票があっても、申請を行った自治体が現在地となります。
そのため、ホームレスであっても生活保護の申請を行えば、生活保護を受け取れるのです。
生活保護では生活保護費とは別に住宅扶助が出ます。
住宅扶助は家賃を始め、敷金礼金、更新料などが対象で、敷金礼金などは一時扶助金として支給されるため、新居に入る際にわざわざお金を用意する必要がありません。
住宅扶助は自治体によって額が異なり、その額面の中で暮らせる住居を見つけていく形です。
住宅扶助内で暮らせる住宅は多彩で、安心して暮らせる住居が多数存在します。
特に、生活保護受給者を対象にした物件や不動産会社であれば、契約の際に門前払いをされることなく、契約までたどり着きやすくなります。
生活保護を受け取ると、定期的にケースワーカーが家庭訪問を行い、相談に乗ってくれます。
ケースワーカーは生活保護受給者の自立を促すことが仕事です。
そのため、自立につながる支援をサポートしていき、支援がうまく行き届いているかをチェックします。
ケースワーカーはいわば公的機関との窓口になる存在であり、困ったことや気になることがあればなんでも尋ねることができます。
生活保護を受け取るようになり、心理的な安心感を得られるようになります。
生活費や住居費用などが生活保護を通して受け取れるため、不特定多数の人がいる環境でビクビクする必要がありません。
また、精神疾患を始め、治療が必要な場合でも負担のない形で治療を進められるので、治療への専念も行えます。
衣食住が備わっていることで、自立に向けて前向きに考えることができます。
生活保護を受け取ることは自立に向けた第一歩と捉えるべきでしょう。
ホームレス=段ボールハウスに住んでいるという構図もありますが、近年はネットカフェや友達宅での居候など、住まいを持たずに暮らさざるを得ない人もホームレスの範疇に入る状況です。
確かに若い女性が段ボールハウスで暮らすケースは少ないかもしれませんが、日々ネットカフェを転々としている方もいるはずです。
まずは生活保護を活用し、生活保護受給者向けの住宅に住んだ上で、生活再建を図っていくことをおすすめします。
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