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1人で子どもを育てていくのは経済的にも精神的にも大変…だから、実家暮らしを選ぶシングルマザーも多いでしょう。
そこで疑問なのが、実家暮らしのシングルマザーでも手当はもらえるのか?という点です。
特に、シングルマザーのもらえる手当で大きな金額になる、児童扶養手当が気になりますよね。
今回は実家暮らしのシングルマザーでも児童扶養手当がもらえるのかを解説します。さらに、児童手当やその他、注意点もみていきます。
実家暮らしのシングルマザーが児童扶養手当をもらえるのか、を解説する前に、まずは児童扶養手当について簡単に解説しましょう。
児童扶養手当とは、両親の離婚や死別などによって、ひとり親として子どもを養育するために支給される手当のことです。
支給対象は0〜18歳までの子どもを養育する母または父、父母に代わって養育にあたる祖父母も含まれます。
所得によって、全額支給の場合と一部支給の場合があります。また、児童の人数によっても金額は変わります。
手当の金額は以下の表を参考にしてください。(2025年2月現在)
児童数 | 全額支給の金額 | 一部支給の金額 |
1人目 | 45,500円 | 所得に応じて45,490円から10,740円 |
2人目 | 10,750円 | 所得に応じて10,740円から5,380円 |
3人目以降1人につき | 児童2人目と同額 | 児童2人目と同額 |
児童扶養手当には、以下の所得制限があります。
扶養親族等の数 | 前年の所得額 | |
本人(請求者) | ||
手当の全額を受給できる方 | 手当の一部を受給できる方 | |
0人 | 690,000円 | 2,080,000円 |
1人 | 1,070,000円 | 2,460,000円 |
2人 | 1,450,000円 | 2,840,000円 |
3人 | 1,830,000円 | 3,220,000円 |
4人 | 2,210,000円 | 3,600,000円 |
例えば、子どもが1人の場合、母親などの養育者が107万円以下の所得であれば全額支給されます。もしオーバーしていたとしても、246万円までの間であれば一部支給されます。
では、ここからが本題です。実家暮らしのシングルマザーは、児童扶養手当をもらえるのでしょうか。
答えは、もらえる場合ともらえない場合があります。
子どもとシングルマザーだけで住む世帯であれば、当然シングルマザーの所得が所得制限の基準となります。
しかし、実家暮らしのシングルマザーは、自分を含む同居する家族で、最も所得の高い人が所得制限の基準になります。
ここがもらえるか、もらえないかの大きなポイントです。
実家暮らしでも児童扶養手当をもらえるシングルマザーは、同居する家族で最も所得が高い人が所得制限内に入る場合です。
例えば、シングルマザーの両親が年金暮らしで、シングルマザーの所得が最も高く、所得制限内に収まることなどが考えられます。
反対にもらえない実家暮らしのシングルマザーは、同居する家族で最も所得が高い人が所得制限からオーバーしている場合です。
例えば、同居するシングルマザーの兄の所得が最も高く、所得制限からオーバーしているなどが考えられます。
ただし、二世帯住宅など、完全に別で生計を立てていると証明できる場合は、シングルマザー本人の所得が基準となります。
実際のところ、その判断は厳しく、自治体によって見解が異なります。証明できるものがある場合、自治体に問い合わせてみましょう。
ちなみに、世帯分離していたとしても住居が同じ場合は、児童扶養手当において別世帯と認められない場合がほとんどです。しかし、これもまた自治体によるため、問い合わせをおすすめします。
もし所得制限にかからない収入であっても、注意が必要です。
それは、児童扶養手当の所得は収入だけでなく、元配偶者から受け取る養育費も所得の一部に含まれるからです。
所得額の算出方法は以下の通りです。
所得額 = 年間収入額 ー 給与所得控除額(事業収入の場合は必要経費)+ 養育費(申請者が父母の場合)ー100,000円(基礎控除引き上げ相当額)ー 80,000円(社会・生命保険料相当額)ー 諸控除
引用:茅ヶ崎市ホームページ
少し複雑ですが、この計算で出た所得額が所得制限金額以下であれば、児童扶養手当を受け取ることができます。
ここまでで児童扶養手当について解説しましたが、では児童手当は実家暮らしでももらえるのでしょうか。
児童手当とは、ひとり親世帯に限らず、児童を養育している家庭に支給される手当のことです。
以前までは所得制限がありましたが、2024年10月から所得制限が撤廃され、子どもを養育する家庭全てに支給されるようになりました。
また、第3子以降の金額が15,000円から30,000円に増額され、支給対象児童の年齢も中学生から高校生年代までに引き上げられています。
ちなみに、児童手当の支給額は以下の通りです。
児童の年齢 | 児童手当の金額(1人あたり) |
3歳未満 | 一律15,000円(第3子以降は30,000円) |
3歳以上高校生年代まで | 10,000円 (第3子以降は30,000円) |
特に負担の大きい多子世帯の支給額増額は、大きなポイントとなります。
また、所得制限が撤廃されたことで実家暮らしのシングルマザーでも安心して受け取れますね。
最後に、実家暮らしのシングルマザーが注意したい保育園料についてもご紹介しましょう。
小さな子どもを持つシングルマザーにとって、保育園は仕事をする上で必要不可欠です。
国や自治体が認めた認可保育園は基本的に、保護者の世帯収入によって保育園料が決まります。
しかし、別世帯の家族と同居している場合は、家計を支えている人の収入を基準に保育園料が計算されます。
例えば、無職の状態でシングルマザーとして実家で暮らすことになれば、シングルマザーの両親が家計を支えている人と見なされます。
もしその両親が年収1000万円の収入である場合、たとえシングルマザーが無収入であっても、それを基準とした保育園料を支払わないといけないのです。
しかし、シングルマザーである本人が生活できる最低限の収入を得た場合、次年度からシングルマザーの収入が保育園料の基準へと変更されます。
最低限の収入に関しては、自治体によって判断が異なります。
実家暮らしであっても、収入がなければ高額の保育園料を出すのは困難です。しかし、現状では減額などのシステムもなく、やむを得ない状況です。
事前に知ることで、実家暮らしを見直すなどの対策ができます。詳細を自治体へ問い合わせることをおすすめします。
また、実家から独立して住む場合は家賃の固定費を抑えることが大切です。安い賃貸物件を探すなら、ぜひ当サイトをご利用ください。
実家暮らしのシングルマザーは、同居する家族の収入によって手当がもらえない、または保育料が高くなることがわかりました。
子どものために手当を貯金したいのに、残念に思う人も多いでしょう。
では、実家暮らしのシングルマザーにはメリットはないのでしょうか。
答えは「いいえ」です。
実家暮らしのシングルマザーにはいくつかのメリットがあります。
以下で詳しく解説します。
実家暮らしのシングルマザーは児童扶養手当がもらえない可能性が高い一方で、日常の生活費が安く済みます。
自分と子どもで暮らした場合、毎月かかる費用に
があります。
しかし、実家暮らしの場合、これらを他の家族と折半できる可能性があります。
もし持ち家でローン返済が終わっている場合、家賃はかからず、光熱費も食費も大人数で折半するほうが安く済みます。
ここで浮いたお金を子どものために使ったり、貯金したりすると、児童扶養手当がなくても大きな問題にはならないでしょう。
実家暮らしだと、家にいる人数が増えます。
もし自分と子ども1人だった場合、自分が仕事に行っている間は子どもは1人で留守番する必要が出てきます。
しかし、実家暮らしの場合、自分が仕事中でも家に誰かがいる可能性が高くなります。
子どもが1人っきりで留守番することもなくなり、特に小さな子どもであれば自宅で安心して過ごせます。
また、食事も2人で食べるより3人、4人、5人と人数が多ければ多いほど、寂しさは少なくなるでしょう。
実家に誰か別の大人がいることで、心の余裕ができます。
子どもと自分だけの空間では、場合によって息が詰まってしまうこともあります。
特に、0〜4歳くらいの小さな子どもであれば、まだ手がかかるため、自分1人では大きな負担になることもあるでしょう。
しかし、実家暮らしであれば少しの間、預けることも、子育ての相談に乗ってもらうこともできます。
子育て中の心の余裕は、自分や子どもにとって非常に大切なことです。
手当などのお金には代え難い、大きなメリットとなるでしょう。
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今回は実家暮らしのシングルマザーでも児童扶養手当がもらえるのかを解説し、さらに児童手当やその他、注意点もご紹介しました。
実家暮らしのシングルマザーが児童扶養手当をもらうには、同居家族の中で最も所得が高い人が所得制限内に入っている必要があります。
もし同居家族で最も所得が高い人が所得制限よりオーバーしていれば、児童扶養手当はもらえません。
ただし、児童手当に関してはシングルマザー本人の所得のみで受け取れます。
また、実家暮らしのシングルマザーは保育園料にも注意が必要です。
もしシングルマザーが無職の場合、家計を支えるシングルマザーの両親などの収入が基準となります。収入に応じて高額となる可能性もあるため、事前に自治体に問い合わせることをおすすめします。
実家暮らしには、児童扶養手当がもらえない、または保育園料が高額になる可能性がある一方で、以下のメリットもあります。
特に、子どもが寂しくない、心の余裕ができるというメリットはお金に代え難い事柄です。
これらを知った上で、自身が実家暮らしすべきか、別の賃貸を借りるべきか、自分にとってどちらのメリットが高いかを検討すると良いでしょう。