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生活保護を受けたいけど、金額や仕組みがわからない…そう悩んでいる方も少なくないですよね。
今回は東京都杉並区で生活保護の申請を検討している方に向けて、杉並区でもらえる生活保護の金額、受ける方法、入居できる賃貸物件についてまとめてご紹介していきます。
できるだけわかりやすく丁寧にまとめるため、ぜひ参考にしてくださいね。
では早速、杉並区の生活保護の金額についてご紹介します。
生活保護費はいくつかの項目に別れており、単純に受給者ならこれだけもらえるとは言えないものです。
なので、まずは生活保護費の内訳から解説していきましょう!
生活保護には、8つの扶助と8つの加算が存在します。
基本的に受給者には毎月、生活扶助と住宅扶助が支給されます。
その他の教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助は必要に応じて支給されるお金です。
また、状況によって「妊産婦加算」「母子加算」「児童養育加算」「障害者加算」「放射線障害者加算」「介護施設入所者加算」「介護保険料加算」「在宅患者加算」という加算も加わります。
例えば、ひとり親世帯だと、生活扶助と住宅扶助に加え、母子加算、児童養育加算が支給されます。
母子家庭で妊娠中や産後だと、妊産婦加算も支給対象になります。
また、冬の間は受給者全てに、冬季加算という防寒対策のための資金も支給されます。
さて次は、生活保護費の内訳を念頭に、杉並区の生活保護の金額をご紹介していきましょう。
生活保護の金額は地域によっても変わります。
杉並区の地域は「1級地-1」に区分けされており、最も支給額が大きい地域です。
また、世帯人数やその状況に応じても変わりますので、ここでは単身世帯の場合、2人世帯の場合、単身世帯で障害者手帳1級を持つ方の場合をそれぞれみていきます。
杉並区で単身世帯の場合、生活扶助は76,310円、住宅扶助は53,700円、合計130,010円が支給されます。
2人世帯の場合、生活扶助は123,490円、住宅扶助は64,000円、合計187,490円です。
単身世帯で障害者手帳1級を持つ方は、76,310円の生活扶助と、53,700円の住宅扶助に加えて26,810円の障害者加算が支給され、合計156,820円になります。
ご自身の状況で正確な生活保護費が知りたい方は、杉並区の生活保護窓口に問い合わせを行いましょう。
杉並区の生活保護窓口は後述でご紹介します。
ちなみに、杉並区の生活保護の支給日は原則3日でその月分が振り込まれます。
3日が土日祝日の場合、前日に前倒しされます。詳細の支給日は受給決定後、ケースワーカーに問い合わせも可能です。
だいたいの生活保護の金額を把握いただいたところで、次に杉並区で生活保護を受ける方法をご紹介していきます。
生活保護を受けるには、条件が揃っている必要があります。
1つ目は、家族や親族に頼る人がいないことです。
家族や親族とは、父母、子ども、祖父母、孫、兄弟、曽祖父、曾孫、伯父伯母(叔父叔母)、甥姪の3親等までを指します。
生活保護を申請すると、申請者の3親等までの家族や親族に、援助や扶養できないかと問い合わせる「扶養照会」という手紙が送られます。
ただし、必ず援助しないといけない訳ではなく、断ることも可能です。
また、何らかの事情があって家族や親族に生活保護申請を知らせたくない場合は、扶養照会を送らずに済むこともあります。
申請の際に、担当者へ伝えておくと良いでしょう。
2つ目は、収入が生活保護費より少ないことです。
生活保護は仕事をしていても受給することができます。
しかし、前述した生活保護費より収入が少なくないといけません。
例えば、一般的な単身世帯の場合、収入が130,010円を下回っている必要があるということです。
収入が生活保護費を微妙に前後するなど、ご自身での判断が難しい場合は生活保護窓口で直接相談してみましょう。
場合によっては受給条件に当てはまる可能性があります。
3つ目は、資産がないことです。
資産とは、貯金や不動産、自動車、高価な宝石などです。
もしそのような資産がある場合は、売却して生活費にあてるよう指導され、生活保護の受給を断られる場合が多いです。
ただし、不動産や自動車は状況によって保有が許可されることもあるため、ご自身で判断せず、生活保護窓口での相談を行ってください。
わからなければ、とにかく窓口で相談することが大切です。
では、杉並区の生活保護申請窓口をご紹介します。
杉並区では福祉事務所が生活保護の受付を行っており、住んでいる地域によって担当してくれる事務所が違います。
お住まいの住所と福祉事務所を以下のURLでご確認ください。
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/annai/shokan/1004469.html
保健センターではなく、福祉事務所をチェックするようにご注意ください。
どの福祉事務所が管轄か調べたら、以下の該当する福祉事務所へ問い合わせを行いましょう。
●荻窪事務所
住所:〒167-0032 杉並区天沼3丁目19番16号 ウェルファーム杉並複合施設棟2階
電話:03-3398-9104
受付時間:平日午前8時30分から午後5時
●高円寺事務所
住所:〒166-0003 杉並区高円寺南2丁目24番18号
電話:03-5306-2611
受付時間:平日午前8時30分から午後5時
●高井戸事務所
住所:〒168-0072 杉並区高井戸東3丁目26番10号
電話:03-3332-7221
受付時間:平日午前8時30分から午後5時
ここまでで、生活保護を受給する際にはいろんな条件が必要なことをご紹介しました。
じつは住む家にも条件があります。
それは支給される住宅扶助に家賃が収まることです。
もし住宅扶助より大幅に家賃がオーバーしている場合は、家賃が収まるところに引越しするよう指導が入るかもしれません。
引越し資金は住宅扶助から支給されるため、費用面では心配いりません!
しかし、どんな物件があるのか…心配でしょう。
では最後に、杉並区の生活保護でも入居できる賃貸物件をご紹介していきます。
まずは杉並区の生活保護でも入居できる家賃について解説します。
杉並区の住宅扶助の上限は、単身の場合、53,700円です。
ただし、部屋の広さによって金額が異なり、6㎡以下は38,000円、6㎡超~10㎡以下は43,000円、10㎡超~15㎡以下は48,000円、15㎡以上は53,700円と定められています。
2人世帯では64,000円、3~5人世帯は69,800円、6人世帯は75,000円、7人以上世帯は83,800円と世帯人数が増えるにつれ、住宅扶助の金額もあがります。
例えば、単身者で15㎡以上の賃貸物件に住む場合は、53,700円以内の家賃の賃貸物件を探せばいいということです。
なお、住宅扶助は家賃のみに該当します。管理費や駐車場代は生活扶助から支払わなくてはいけないため、ここは注意しましょう。
前述した引越し費用として使用できる住宅一時扶助額は、2人世帯の場合256,000円、3〜5人世帯の場合279,200円です。
単身世帯は部屋の面積に応じて金額が変わりますが、最も多くて214,800円が支給されます。
では肝心の、杉並区にある住宅扶助の対象物件をご紹介します。
生活保護受給者でも入居できる賃貸物件を集めていますので、安心してご覧ください!
今回は東京都杉並区で生活保護の申請を検討している方に向けて、杉並区でもらえる生活保護の金額、受ける方法、入居できる賃貸物件についてご紹介しました。
杉並区でもらえる生活保護の金額は、単身世帯の場合、生活扶助76,310円、住宅扶助53,700円、合計130,010円です。
生活保護は、家族や親族を頼れない、収入が生活保護費より少ない、資産がない方を対象としています。
ご自身がそれに当てはまっているか、わからない場合は管轄の杉並福祉事務所へ相談しましょう。
この記事が杉並区で生活保護検討中の方のお役に立ちますように。
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