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DV被害者や事情があって家を失った母子などが入所できる、母子生活支援施設。
1998年までは、母子寮と呼ばれていました。
母子生活支援施設は、母子世帯の安定した生活を目的として設置されているため、経済的に不安を抱え実家にも頼れない母子世帯にとってメリットが大きい施設といえます。
一方で、何かデメリットはないのか気になりますよね。
今回は母子生活支援施設に入所するメリットとデメリットについて、解説します。
携帯電話を没収される、門限が厳しいなどの噂がありますが、実際はどうなんでしょうか。
まずは、母子生活支援施設について、簡単に説明しておきましょう。
母子生活支援施設とは、母子の保護と自立を促進するために、就労、家庭生活や児童の教育に関する相談支援を行う施設です。
児童福祉法に基づいて各自治体に設置されています。
母子生活支援施設はただの相談施設ではなく、住居として生活しながら支援を受けられます。
大きなマンションのようになっており、母子世帯ごとに部屋があります。施設内には、保育室や子どもの学習スペース、遊び場、交流室などの共有スペースがある場合が多いです。
老朽化した古い施設から、新築のように綺麗な施設まで、自治体によって異なります。
利用者の多くは、配偶者からDV被害にあっていた母子ですが、経済的や身体的な理由でも入所は可能です。
ではここからは、母子生活支援施設に入所するメリットについてご紹介します。
1つ目のメリットは、利用料が安いという点です。
母子生活支援施設の利用料は、母親の収入で決まります。
もし生活保護世帯であれば、月額料金は0円です。非課税世帯だと、1,100円で利用でき、格安であることがわかります。
ただし、この利用料は家賃や支援サービスにあたる金額で、光熱費や食費は実費になります。
とはいえ、経済的な負担が大きく軽減できることは間違いないでしょう。
生活保護世帯なら、生活費として生活扶助が受け取れます。
医療費や教育費なども生活保護の扶助で賄えるため、安心して暮らせるでしょう。
2つ目のメリットは、必要な生活用品が借りられる場合があることです。
配偶者から暴力を受け、何も持たずに家を出るしかない母子も少なくありません。
荷物を取りに帰ったら、また暴力を受ける、または追跡される可能性もあり、非常に危険です。
しかし、生活用品を買いたくてもお金がない場合もあるでしょう。
そういった状況の時、母子生活支援施設では必要な生活用品の貸し出しを受けられます。
また、施設によっては家電製品も借りられるようです。
ただし、全てが十分に揃っていることは少なく、あくまで緊急避難できる範囲の生活用品です。
その他必要なものは実費負担となるため、注意しましょう。
もし全くお金を持っておらず、仕事もできない状態であれば、生活保護を申請することがおすすめです。
3つ目のメリットは、セキュリティ対策が万全な点です。
母子生活支援施設は、DV被害者が多いこともあり、元配偶者が乗り込んでくる可能性も少なくありません。
そのため、オートロック対応の施設が多く、母子を危険に晒さないように対策が行われているのです。
また、男性の入室は許可されない場合がほとんどで、男性職員が働くこともできないといわれています。
ここまで徹底されていれば、男性に対してトラウマがある人でも安心して入所できますね。
母子生活支援施設に入所した上で、生活保護の申請をする場合、配偶者に知られるのではないかと不安に思うこともあるでしょう。
通常は生活保護の申請時、三親等までの親族に援助の可否を問い合わせる「扶養照会」が送られます。
しかし、DV被害や虐待などのやむを得ない事情がある場合には、その相手への問い合わせを拒否できます。
そのため、生活保護の申請によって居場所が発覚する、または生活保護申請が発覚することはありません。
母子生活支援施設にいると、他世帯にも迷惑がかかるのでは?と躊躇することもあるかもしれませんが、ケースワーカーと連携の上、生活保護申請を行いましょう。
4つ目のメリットは、職員が24時間体制で常駐してくれる点です。
母子生活支援施設は、日中はもちろん、夜間も同様に施設内に職員が配置されます。
子育て中、特にDVなどの酷い経験があると、夜間を不安に思う利用者も多いでしょう。
また、子どもが発熱したり具合が悪くなった時も1人だと心配事が大きくなります。
夜中でも相談できる職員がいるのは、母子世帯にとって心強いサービスです。
5つ目のメリットは、子どもへの支援が充実している点です。
母親が仕事をしている時間に預かってくれる保育室があったり、小学校から下校した子どもへ学習指導を行ってくれたり、さまざまな子どもへの支援があります。
また、心理カウンセリングの実施や、四季のイベントを企画してくれる施設も存在します。
心に傷を追った母親にとって、1人で子育てするのは簡単なことではありません。
母子生活支援施設では、職員も一丸となって子育ての支援をしてくれるのです。
子どもへの支援だけでなく、母親への支援も充実しています。
例えば、子育てに関する悩み相談、就労相談、カウンセリングなどです。
就労相談では、ハローワークの付き添いを行ってくれる場合もあります。
また、求職中や就労中、資格取得勉強中に子どもを預かってくれることもあり、母親の自立を助けます。
メリットが多い母子生活支援施設ですが、じつはデメリットもあります。
ここからはデメリットをご紹介しましょう。
1つ目のデメリットは、門限があることです。
施設によって異なりますが、午後10時の門限を設定している施設が多いようです。
小さな子どもがいる場合、夜遅くに帰ることは少ないと思いますが、人によっては窮屈に感じる決まりかもしれません。
2つ目のデメリットは、外泊ができない、または許可制な点です。
こちらも施設によって異なりますが、だいたいの母子生活支援施設には、自由に外泊ができない決まりが設けられています。
外泊禁止という厳しい施設から、許可を取ればOKな施設まであります。
世帯ごとに別の部屋で暮らしているとはいえ、一応集団生活なので、一定のルールは守る必要があるのです。
3つ目のデメリットは、利用者間トラブルの可能性があることです。
施設には、さまざまな事情がある母子世帯が入居します。
DV被害者だけでなく、子どもの養育に不安がある世帯もいます。
共有スペースで一緒になることや子ども同士が友達になるなど、接点も少なくありません。
また、トラブルが起こると同じ施設で暮らしているため、逃げ場がなくなります。
適度に距離を保って人と接したい人にとっては、大きなデメリットといえるでしょう。
4つ目のデメリットは、新しい土地に移り住むことです。
当然、母子生活支援施設へ入所するということは、慣れ親しんだ家から別の場所へ移り住むことを意味します。
やむを得ないことではありますが、知らない土地へ引っ越して不便を感じる場合もあるでしょう。
住所がある自治体の福祉事務所などに相談し、入所できる母子生活支援施設が決まりますが、基本的にはどの施設に入れるかは入所状態によって判断されます。
もし希望の施設があっても、そこが空いていない場合は別の施設へ入所することになるでしょう。
引っ越しはただでさえ、ストレスになります。
場所が選べないことで、さらに負担に思う人もいるかもしれませんね。
5つ目のデメリットは、施設によって携帯電話が没収される点です。
施設の利用者には、配偶者から逃げてきた母子も多いです。
しかし、携帯電話を持っていると、外との連絡が簡単に取れる、またはGPSなどで居場所の追跡ができます。
居場所がバレてしまうと大きなトラブルに発展しかねないため、母子を守る意味で没収する場合があるのです。
母子を守るためのルールですが、人によっては窮屈さを感じる人もいるでしょう。
6つ目のデメリットは、安定した生活に慣れて退所しにくくなることです。
利用料は格安で、常に誰かに相談できる生活は精神的にも安心できます。
この生活に慣れると、自立するのがしんどくなり、退所したくないと考える人も一部にいるようです。
ただし、施設によっては利用期間を2年と定めたり、そもそも子どもが18歳になると退所が促されるため、ずっと住み続けることはできません。
施設利用中に、経済的な安定を目指し、生活が苦しくならない程度の賃貸へ引っ越すことが求められます。
特に、賃貸の家賃は毎月かかる固定費になるため、できるだけ抑えて選ぶことをおすすめします。
当サイトでは、東京23区内にあるシングルマザーにおすすめの賃貸物件もご紹介しています。
生活保護受給者でも入居可能なので、必要になった際はぜひお気軽にご相談ください。
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今回は母子生活支援施設に入所するメリットとデメリットについて、解説しました。
母子生活支援施設に入所するメリットは以下です。
反対に、デメリットは以下があげられます。
施設内のルールに関しては、集団生活のため致し方ない部分が多いでしょう。
生活が安定するまでは施設を利用し、自立の道を目指すのが最適です。
自立する際は、母子家庭に対するその他の支援を利用しつつ、家賃などの固定費にも注意して計画的な生活を送りましょう。
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