無料低額宿泊所とは?女性も利用できる?特徴や注意点を解説

生活が苦しい女性に向けたサービスはさまざまありますが、無料低額宿泊所も選択肢の1つです。

ただし、「無料低額宿泊所って何?」「女性も利用できるの?」と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、無料低額宿泊所について、どのような施設なのか、メリットやデメリットを解説します。

女性が無料低額宿泊所を利用する際の注意点も紹介しているので、利用を検討する方はぜひ参考にしてください。

無料低額宿泊所とは?

無料低額宿泊所は、生活に困窮している人々のための社会福祉事業の1つで、低額または無料で宿泊施設を提供する制度です。

社会福祉法に基づいて全国に設置されており、東京都は全国で最も多い数の施設が存在するとされています。

まずは、どのような施設なのか、詳しく見ていきましょう。

目的

無料低額宿泊所の主な目的は、生活保護受給者や経済的に困窮している人々に一時的な住まいを提供することです。

厚生労働省は、無料低額宿泊所をあくまでも一時的な居住の場と位置づけており、最終的には通常のアパートなどでの自立した生活を目指すための中間的な支援施設としての機能を期待しています。

しかし、長期滞在が常態化している問題も指摘されており、本来の目的である一時的な支援からかけ離れた場所となっているケースも少なくありません。

該当条件

無料低額宿泊所は、施設の設備や運営に関しても厳格な基準が設けられています。

認められるには、以下の条件を満たしている必要があります。

  1. 入居の対象者を生計困難者に限定していること
  2. 入居者総数のおよそ5割以上が生活保護受給者で、入居に係る契約が賃貸借契約以外の契約であること
  3. 入居者総数のおよそ5割以上が生活保護受給者で、居室使用料・共益費以外の利用料を受領して食事などのサービスを提供していること
  4. 居室使用料が生活保護の住宅扶助基準額以下であること

※他の法令により必要な規制が行われている場合は除く

上記の1〜3いずれかと、4を満たしている施設は、無料低額宿泊所と認められます。

サービス内容

無料低額宿泊所では、通常以下のサービスが提供されます。

  • 宿泊施設の提供:個室または共同居室や簡易的な居住スペース
  • 食事サービス:1日1〜3食の提供パターンがある
  • 追加サービス:生活相談や就労支援など

基本的なサービスは上記の通りですが、「宿泊施設のみ」や「宿泊施設と食事の提供」など、施設によって内容が異なります。

また、加えて生計や就労などの相談サポートも実施されている施設もあります。

利用条件

無料低額宿泊所は誰でも利用できるわけではなく、「生活に困窮していること」が条件となっています。

たとえば、路上生活者やネットカフェ難民など、いわゆるホームレスの方などが該当します。

利用するための料金は、宿泊自体は無料または低額に設定されており、食費や光熱費は別途必要です。

また、東京は1年間、千葉県では3ヶ月というように、利用できる期間が地域によって定められています。

生活に困窮している方は多く、期間を設けて受け入れられるようにするためです。

無料低額宿泊所のメリット・デメリット

無料低額宿泊所は、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

それぞれ解説します。

メリットとは

無料低額宿泊所のメリットは、以下が挙げられます。

  • 無料で住居が提供される
  • 多くの施設で食事が提供される
  • 住居と食事という最低限の生活が確保できる

無料低額宿泊所は、短期間の利用ができ、生活を立て直すための一時的な滞在的として有効です。

緊急時や生活保護申請中に、住居と食事の確保ができます。

無料低額宿泊所では、一般的に寝る場所としてのベッドが確保されているだけでなく、居住空間が整備されているため、一時的なシェルターとして利用者に安心感を提供します。

支援によって、衣食住の「住」と「食」が最低限でも一定の水準で保証されることは、生活に直面している問題を一時的にでも軽減できるのは大きなメリットといえます。

デメリットとは

無料低額宿泊所は、以下のようなデメリットもあります。

  • 部屋が狭く、個室が少ない場合がある
  • プライバシーの面で精神的な負担を感じる可能性がある
  • 長期滞在はできない

無料低額宿泊所は、簡易的な宿泊施設のため、部屋が狭かったり、トイレなどの水回り設備が共同だったりするため、プライバシーの確保が難しい場合が多いです。

利用に際して、小さな部屋で共同生活を余儀なくされたり、他の宿泊者と調整が必要になったりする可能性があります。

他者との接触を避けたい人や、自分のペースで生活したい人にとってストレスとなるため注意が必要です。

また、基本的に滞在期限が設けられている点から、とくに住まいを追求する過程にある人にとっては、不安定な生活を強いられる場合があります。

あくまで一時的な解決策として、利用する意識が求められます。

無料低額宿泊所は女性も利用できる?

無料低額宿泊所は、性別に関係なく生活困窮者に対して住む場所を提供する施設であり、もちろん女性も利用可能です。

たとえば、NPO法人SSS(エスエスエス)は、女性専用施設や母子、夫婦、家族等を受け入れ可能な施設を設けており、女性の利用を受け付けています。

女性の施設利用は年々少しずつ増加傾向にあるといわれています。

ただし、女性向けの施設は男性向けに比べると数が少ない傾向があり、女性が利用を希望する場合は各自治体の福祉事務所に相談するのがおすすめです。

無料低額宿泊所を女性が利用する際の注意点

最後に、無料低額宿泊所を女性が利用する際の注意点を解説します。

利用を検討する際の参考にしてください。

女性向けの施設が少ない

先述したように、女性向けの無料低額宿泊所は男性向けに比べて数が少ないです。

女性が安心して生活できる環境を確保することが大切ですが、希望する地域や条件に合う施設を見つけるのに時間がかかる可能性があります。

早めに情報収集を行い、複数の選択肢を検討することが重要です。

施設環境を確認する

入居前に必ず施設の見学を行い、環境を確認しましょう。

部屋の広さ、プライバシーの確保、共用スペースの状態などをチェックします。

女性の安全を確保するためには、施設のセキュリティ体制はとくに重要で、部屋の鍵や夜間の警備体制などを確認してみてください。

簡易個室の場合、隣室との仕切りや音漏れなどのプライバシー面を事前に確認しておくと安心です。

また、門限や外出制限、食事時間などの施設のルールを事前に確認し、自分の生活スタイルに合うか検討しておきましょう。

極小の部屋や簡易個室など、施設によっては劣悪な環境の施設もあるため、入念な確認をおすすめします。

貧困ビジネスに注意

一部の施設では、生活保護費のほとんどを徴収し、利用者の手元にほとんど残さない貧困ビジネスが問題になっています。

身分証や印鑑、キャッシュカードなどを預かって返さない違法業者もあるため、契約内容をよく確認し、不審な点があれば入居を避けましょう。

無料低額宿泊所を探す段階で役所から施設のリストを入手し、複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。

必要に応じて、役所や支援団体に相談してみてください。

まとめ

無料低額宿泊所は、女性を含む生活困窮者に一時的な住まいを提供し、社会復帰を支援する重要な役割を果たしています。

女性向けの施設は男性向けと比較すると少ないですが、中には女性専用の施設も存在します。

利用する場合は、早めに自治体の福祉事務所に相談や検討を進めるのがおすすめです。

また、無料低額宿泊所はあくまで一時的な利用を想定しているため、次の入居先や自立に向けた計画も並行して考えていきましょう。

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