生活保護に夏季加算はある?電気代高騰を乗り切る節約方法とは?

近年、平均温度が上がり、室内でも熱中症になるケースが増えてきました。

一方で、光熱費、特に電気代が高騰を続けており、生活が苦しくなっている人も多いでしょう。

中でも、生活保護受給者は最低生活費のみで生活を送っているため、電気代高騰は死活問題です。

エアコンの電気代が心配で、使う頻度を下げている人も少なくはありません。

そこで気になるのが、夏季加算の存在です。

生活保護には、冬季加算があるため、夏も特別な加算があってもおかしくないのですが、どうなんでしょうか?

今回は生活保護に夏季加算はある?電気代高騰を乗り切る節約方法について、ご紹介します。

生活保護に夏季加算はある?

では早速、生活保護に夏季加算はあるのかを解説しましょう。

夏季加算は現時点でなし

冒頭でも解説した通り、生活保護には冬季加算があります。

冬季加算とは、冬に支給される特別な加算で、生活保護の全ての世帯が対象者です。

期間は地域によって異なりますが、10月から4月または11月から3月の間に支給されます。

支給額も地域によって異なり、月額2万円程度または2000円程度、世帯人数によっても金額が違います。

暖房代は電気代の中でも非常に高額なため、生活保護受給者にとって有難い制度でしょう。

しかし、近年の地球温暖化では、冬よりも夏の方が深刻な状態にあります。

冬季加算があるなら、夏季加算もあって当然と感じる人も多いと思いますが、実際は2024年7月時点で夏季加算は設定されていません。

夏の暑い季節も、エアコンを使わない春や秋と同じ生活保護費のままなのです。

夏季加算を求める声が多数!

いくら財源が税金とはいえ、夏にエアコンを控えることは熱中症や死に直結します。

そのため、多くの人が生活保護の夏季加算を求める声を上げています。

自治体への要望書やSNSなどに上がっているものの他にも、生活保護に関連する団体からの意見書なども提出されているようです。

現時点では支給されていませんが、今後、検討される可能性は大いにあるでしょう。

生活保護におすすめ!電気代の節約方法とは?

生活保護には、夏季加算がないことがわかりました。

このままエアコンを控えなければいけないと落胆された方が多いでしょう。

しかし、エアコンを控えると、熱中症リスクが上がり、最悪死に繋がる可能性も高いです。

そこでここからは、生活保護受給者におすすめする、エアコンを上手に使った電気代の節約方法をご紹介します。

エアコンの設定温度に気を付ける

まずは、エアコンの設定温度に気をつけます。

環境省が推奨するエアコンの設定温度は28度です。ただし、エアコンの性能や設置環境があるため、28度はあくまで目安と考えましょう。

エアコンは1度温度を上げるだけで約10%の節電効果があるため、下げすぎないように注意です。

とはいえ、節約し過ぎてエアコンをつけているのに熱中症になる場合もあります。

暑く感じる時は扇風機を併用するなど、工夫を行います。

扇風機を使う際は、エアコンの対角線上に扇風機を置きます。冷気を室内に回すことができ、設定温度よりも涼しく感じられます。

エアコンの風量は自動運転

次に気になるのが、エアコンの風量です。

「強」「弱」「自動」などの設定がありますが、何となく節電効果があると「弱」を使っている人も少なくないと思います。

しかし、これは誤りです。

「弱」で動かすと、温度を下げるのに時間がかかり、かえって電力を消費することになるのです。

実際は「自動」の方が効率よく室温を下げ、節電に繋がります。

エアコンの風量は、常に「自動」を心がけましょう。

エアコンのフィルター掃除はこまめに行う

そして、エアコンのフィルター掃除をこまめに行うのも節約方法の1つです。

エアコンのフィルターには、ホコリがたまりやすく掃除せずに放置すると、室内を冷やす作業の妨げになります。

その分、無駄な電力を使うため、電気代が上がってしまうのです。

なので、エアコンのフィルター掃除はこまめに行い、エアコンに負担をかけないようにします。

エアコンの室外機は直射日光を避ける

エアコンの室外機に一工夫することでも、電気代を節約できます。

それは、室外機に直接太陽の光が当たらないように、すだれなどで影を作ることです。

室外機は、室内の熱い空気を吸って外に出す働きがあります。しかし、室外機の周りが暑いとこの作業の効率が悪くなり、電力を多めに使うことになります。

室外機に直射日光が当たらないようにするだけで、5〜10%の節電効果があります。

1時間以内の外出はエアコンを消さない

最後は、1時間以内の外出はエアコンを消さないことです。

エアコンは、暑い室内を涼しくする時に最も電力を使用します。

つまり、スイッチを入れてから温度を下げるまでの電気代が最も高いのです。

そのため、つけっぱなしの方が節約になる、と言われています。

しかし、やはりつけっぱなしはどうしても気になる人も多いですよね。

そんな時は、エアコンの部屋にいない時間が何分かで、つけるか消すかを考えましょう。

もし1時間以内に部屋に戻るのであれば、エアコンは消さずにつけたままにします。

逆に、1時間以上部屋にいない時はエアコンを消します。

これらのように、エアコンの使い方を工夫しながら暑い夏を乗り越えていきましょう。

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まとめ

今回は生活保護に夏季加算はある?電気代高騰を乗り切る節約方法について、ご紹介しました。

生活保護には冬季加算はありますが、夏季加算は現時点(2024年7月)ではありません。

しかし、夏季加算を求める声は多数上がっており、また温暖化の悪化により追加される可能性は高いです。

これからも注目を続けます。

電気代が高いからとエアコンを使わないと、熱中症リスクが高まります。必ずエアコンを使用しましょう。

エアコンも工夫して使うと節電が可能です。ぜひ当記事の情報を参考に、暑い夏を乗り越えましょう。

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