生活保護は歯医者でどこまで治療できる?断られる可能性は?

生活保護を受給していると、医療費が無料になる医療扶助を使えます。

しかし、美容の意味を持つこともある歯医者では、どこまで治療ができるのか不安になることもあるでしょう。

もし知らずに治療して、自費だとわかれば大変です。

今回は、生活保護は歯医者でどこまで治療できるのかをご紹介します。

また、最近では生活保護受給者の受診自体を断る歯医者もあるそうです。それはどんな歯医者なのでしょうか?合わせて解説していきます。

生活保護は歯医者でどこまで治療できる?

まずは、生活保護は歯医者でどこまで治療できるのかをご紹介します。

保険適用内であれば無料で治療できる

歯医者といえば、虫歯や歯周病など口内の病気を治療する他にも、歯並びを治す歯科矯正、歯を白くするホワイトニングなど、さまざまな治療があります。

生活保護受給者が医療扶助で受けられる歯科治療は、保険適用内の範囲までです。

逆に保険適用内の範囲であれば、どの治療を行っても医療費無料です。

歯医者は健康保険を適用しても、治療内容によって支払いが1万円を超えることも珍しくありません。

そう考えると、生活保護受給者は非常にお得に歯医者へ通えることがわかります。

歯は楽しい食事を支え、発音を助け、顔の表情を良い状態にキープするという役割があります。

歯医者が苦手な人も少なくはありませんが、歯に何らかの問題がある場合は、積極的に歯医者に通うことが大切でしょう。

歯医者の保険適用外治療とは?

一方で、保険適用外の治療は自費となってしまいます。

例えば、前述したような歯科矯正、ホワイトニング、また、インプラントやセラミックなどの詰め物などが考えられます。

歯医者で治療していて、詰め物の種類を選ぶ際、保険適用内か保険適用外かどちらが良いか聞かれることがあります。

生活保護受給者でも保険適用外の詰め物をすることは可能です。ただし、数万円と非常に高額な支払いが必要になるため、できるだけ避けるようにしましょう。

歯医者さんの話をよく聞き、対応することが大切です。

生活保護で歯医者に行って断られる可能性は?

歯医者は保険適用外の治療も多く行われているため、生活保護受給者を断る病院も多いのでは?と思われがちです。

ここからは、生活保護で歯医者に行って断られる可能性についてご紹介しましょう。

生活保護でも受け付けている歯医者は多い

じつは、生活保護受給者であっても受け付けている歯医者は多くあります。

一般的な歯医者であれば、ほとんどが大丈夫でしょう。

生活保護だから歯医者に通えないかも、と不安になる必要はありません。

ただし、後で詳しく解説しますが、歯医者の種類によっては生活保護受給者を受け付けていないところもあります。

自己判断せずに福祉事務所に問い合わせることが大切です。

審美歯科専門には注意

歯医者には一般的な治療を目的とした病院だけでなく、美容をメインに扱った審美歯科というジャンルもあります。

審美歯科専門の歯医者も数多く、そこでは歯科矯正やホワイトニング、インプラントなどの見た目の美しさを重視した治療を行います。

つまり、自費診療がメインということです。

そうなってくると、保険適用内のみ無料になる生活保護受給者は受け入れても意味がありません。

また、生活保護受給者が審美歯科に通うことは禁止されていませんが、支払いが数万円にのぼる可能性を考えると現実的ではないため、注意しましょう。

生活保護で歯医者に行く前の注意点・知っておくべきことは?

では最後に、生活保護で歯医者に行く前に注意すべきことについて解説します。

歯医者に行く前にぜひ参考にしてくださいね!

受診前に必ず福祉事務所に連絡すること

歯医者だけでなく、どの病院でも同様ですが、生活保護受給者は病院へかかる時、専用の医療券が必要です。

その医療券は、どの病院にどんな理由で行くのかを説明した上で、福祉事務所に発行してもらいます。

緊急を要する場合は医療券なしで受診可能ですが、その時は一時的に医療費を自分で立て替える必要があるかもしれません。

歯医者の治療費は高額なので、立て替えさえも難しい人も多いでしょう。

できるだけ事前に福祉事務所へ連絡し、医療券を発行してもらうようにします。

病院では生活保護を隠せない

こちらも歯医者だけでなく、どの病院でも同じですが、病院では生活保護受給者であることを隠すことはできません。

それは窓口で医療券を渡さなくてはいけないからです。

恥ずかしいと感じてしまう人も少なくないですが、全く恥じる必要はありません。

病院は多くの患者の手続きを行うため、生活保護受給者も珍しくなく、さらに生活保護であることを外部に話してはいけないという守秘義務もあります。

しっかり治療して、生活保護から自立することが重要なので、できる限り早めに治療するよう心がけます。

他の患者の目を気にする場合は、医療券を窓口に渡す際に手帳で隠すなど工夫すると良いでしょう。

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まとめ

今回は、生活保護は歯医者でどこまで治療できるのか、さらに生活保護受給者が歯医者に断られる可能性についても解説しました。

生活保護受給者は歯医者で保険適用内の治療が全て無料で受けられます。

保険適用外は高額な自費がかかるため、選ばないように注意しましょう。

また、歯の美容治療をメインで行う審美歯科は生活保護受給者を受け入れていない可能性が高いです。

それはほとんどが高額な自費治療となるためです。

通う歯医者を探す時は、審美歯科を除外するようにしましょう。

そして、歯医者に行く前には必ず福祉事務所に報告し、医療券を発行してもらいます。

忘れると自費治療になる可能性もあるため、必ず注意してください!

歯医者で治療して、健康な歯で快適に過ごしましょう。

そうすると、きっと気分も前向きになりますよ!

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