生活保護受給者もマイナンバーカードは作れる?作り方やメリットを解説

マイナンバーカードは作成こそ任意ですが、確定申告など色々な場面で役に立つアイテムです。

生活保護受給者もマイナンバーカードは作れるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。

結論から言いますと、生活保護受給者もマイナンバーカードは作れます。

本記事では、生活保護受給者もマイナンバーカードは作れるのかを中心に、作り方やメリットなどを解説します。

生活保護受給者もマイナンバーカードは作れる

マイナンバーカードは生活保護受給者であっても作ることは可能です。

最大の理由は、「国民全員にマイナンバーが割り当てられているから」です。

マイナンバーは行政の効率化・利便性向上などを目的に、国民全員に付与された番号を指します。

マイナンバーがあることで、行政サービスを受けている状態などが瞬時にわかるため、適切な対応がしやすくなります。

生活保護受給者は常に行政サービスを受ける存在であり、マイナンバーで管理した方が実態の把握がしやすくなるのです。

ゆえに、生活保護受給者だからマイナンバーカードは作れないといったことは起こり得ません。

とはいえ、マイナンバーカードはあくまでも任意なので、作らなくても大丈夫です。

生活保護受給者がマイナンバーカードを作る方法

生活保護受給者がマイナンバーカードを作る際には、以下の持ち物があると便利です。

  • 写真付きの、氏名や生年月日などが記載された書類
  • 写真なしの、氏名や生年月日などが記載された書類

ここからは上記の持ち物について解説します。

写真付きの、氏名や生年月日などが記載された書類

マイナンバーカードには顔写真がついているため、写真付きの、氏名や生年月日などが記載された書類が必要です。

この場合の写真付きの書類には以下のものが挙げられます。

  • 住民基本台帳カード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 在留カードなど

これらの書類があれば、後程ご紹介する写真なしの書類をあと1つ持参すれば、マイナンバーカードを作れます。

本来は通知カードや個人番号通知書も必要とされていますが、住民票の写しに記載されているため、持っていなくても特に問題ありません。

写真なしの、氏名や生年月日などが記載された書類

写真なしの書類には以下のものが挙げられます。

  • 健康保険証
  • 介護保険症
  • 年金手帳
  • 生活保護受給者証など

生活保護受給者の場合は、生活保護受給者証があれば持参することで要件を満たします。

仮に写真付きの書類がなかった場合には、写真なしの書類をあともう1つ持参すれば大丈夫です。

例えば、年金手帳と生活保護受給者証を持参すれば、マイナンバーカードは作れます。

生活保護受給者がマイナンバーカードを作るメリット

生活保護受給者がマイナンバーカードを作るメリットには以下の点が挙げられます。

  • 医療扶助の手続きが簡略化する
  • 給付金などの支給がやりやすくなる
  • 身分証明書として確実

本項目では、マイナンバーカードを作るメリットについてまとめました。

医療扶助の手続きが簡略化する

生活保護受給者がマイナンバーカードを作る大きなメリットには、医療扶助の手続きが簡略化する点が挙げられます。

本来、生活保護受給者が医療行為を受ける際には、福祉事務所に医療券発行の手続きを行い、発行してもらってから医療機関に行くのが普通でした。

マイナンバーカードを作れば、福祉事務所にマイナンバーカードを提示することで、医療券発行の手続きをしなくて済みます。

そして、医療機関に受診した際にマイナンバーカードを提示すれば医療行為を受けられます。

福祉事務所に足を運んで医療券を受け取る必要がなくなるため、医療扶助を頻繁に受ける方はマイナンバーカードを作っておいた方が便利です。

給付金などの支給が受けやすくなる

マイナンバーカードを作ることで、給付金などの支給が受けやすくなります。

マイナンバーカードがあることで、個人を特定しやすく、マイナンバーカードで申請ができれば、すぐに給付金などが支給できます。

生活保護受給者ではなくても、マイナンバーカードを作っておけば確定申告がしやすくなるなど、行政サービスを受けやすくなるのです。

その点でも、マイナンバーカードを作っておいて損はありません。

身分証明書として確実

身分証として顔写真付きのものが確実ですが、運転免許証を持たない方にとって最も確実なのがマイナンバーカードです。

個人も住所も特定できる身分証なので、マイナンバーカードを持参していれば、すぐに証明可能です。

しかも、マイナンバーカードは無料で作れるので、コストをかけずに身分証明書を作れるのも魅力的と言えます。

まとめ

マイナンバーカードは無料で簡単に作れるほか、身分証明書としても大きな役割を果たすなど、メリットがいくつもあります。

特に医療扶助を受ける際にはマイナンバーカードを作っておくと、手間が省けるため、大変便利です。

またマイナ保険証の登場で、マイナンバーカードを出しても生活保護受給者か健康保険の利用者か、傍から見てもわからなくなります。

マイナンバーカードを生活保護受給者が作ることは、複数のメリットがあると言えるでしょう。

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