賃貸でも引越し挨拶はするべき?しない?メリットデメリットやマナーを紹介!

引越し当日、荷物を入れる作業の他に気になるのがご近所への挨拶回りです。

賃貸の場合、引越し挨拶をしない人の方が多いのか、やっぱりするべきか?迷いますよね。

今回は引越し挨拶はするべき?しない?メリットデメリットやマナーをご紹介します。

引越し挨拶はするべき?しない?

まずは、引越し挨拶についての調査をみていきましょう。多くの人はどうしているのでしょうか?

株式会社AlbaLinkが行った「引越しの挨拶に関する意識調査」では、「引越しの際に近所に挨拶をするか」の質問に「必ずする」と答えた人は44%、「することもある」と答えた人は26%、「しない」と答えた人は30%でした。

「必ずする」「することもある」の合計は70%と非常に高いことがわかります!

「することもある」人は状況に応じて引越し挨拶をするか、検討しているようです。

例えば「単身の場合はしないが、家族ならする」「近所に学生が多ければしない」などです。

この調査をみると、ほとんどの人が引越し挨拶が必要と感じ、実際に行っています。

そして、引越し挨拶する理由の1つに「礼儀として」があげられています。

やはり引越しのマナーとして、挨拶はするべきといえるでしょう。

引越し挨拶のメリットは?

では、引越し挨拶のメリットはどんなものが考えられるでしょうか。

ここからは引越し挨拶のメリットを3つご紹介します。

近隣住民を知れる

引越し挨拶の最大のメリットは、近所にどのような人が住んでいるか知れることです。

家を購入する時は周辺環境だけでなく、近隣住民も調査する人は多いでしょう。

しかし、賃貸だと部屋の間取りや立地、家賃などは見ても、なかなかそこまで調べる人は少ないと思います。

引越し挨拶をすると、近隣にどのような人が住んでいるのか顔を見て確認することができます。

特に、隣人がどのような人かわからないと、生活を送る上で不安になることもあるでしょう。

また、挨拶することで「困ったことがあれば頼れそうな人」を探すこともでき、一石二鳥です。

トラブルを防止できる

引越し挨拶は、近所の人に好印象を与えます。

やはり「挨拶に来てくれた人」と「挨拶がなかった人」では前者の方が印象が良くなります。

たとえ賃貸であっても数年はその場所に住む場合が多いですよね。

住んでいる時はできるだけトラブルは回避したいもの…引越し挨拶で好印象を与えることでトラブル防止に繋がります。

防犯効果が高まる

引越し挨拶を行うことで、防犯効果が期待できます。

例えば、隣にどのような人が住んでいるかわからない場合、近所の人が不審者を見つけても「住んでいる人かな」と思われ、印象に残りません。

しかし、引越し挨拶をして近所の人に顔を覚えてもらっている場合、不審者を見つけたら「住民じゃない人がいる」と気にかけてもらえる可能性が高まります。

引越し挨拶のデメリットは?

引越し挨拶にはメリットが多い一方で、デメリットもいくつかあります。

ここからは引越し挨拶のデメリットをご紹介します。

家族構成がバレる可能性

引越し挨拶すると、家族構成がバレる可能性があります。

例えば、小さい子どもがいる、女性の一人暮らしなどです。

周囲が良い人ばかりであれば、それらがバレることは問題ありませんが、もし近隣住民の中に悪い人がいたら、防犯上よくありません。

特に女性の一人暮らしは挨拶しない方が良い場合もあるので、住む賃貸によって判断するようにしましょう。

判断に迷う場合は、管理事務所や不動産会社に相談することをおすすめします!

近所付き合いが始まる

引越し挨拶をすることで、近所付き合いが始まるかもしれません。

地域によっては賃貸でも町内会に入るよう強制されるところもあります。

愛想良くすることで、無理矢理に役員を任される可能性も。

近所付き合いは最低限で良いと思っている人は、あえて引越し挨拶はせず、会った時に軽く挨拶する程度に留めるのも良いかもしれません。

引越し挨拶のマナーは?注意点も!

デメリットはあるといっても、やはり気持ちよく暮らす上では引越し挨拶をする方が良いでしょう。

最後は、引越し挨拶で覚えておきたいマナーや注意点をご紹介します。

マンションなら両隣と上下階、一軒家なら向こう三軒両隣

まず挨拶する家は、賃貸マンションの場合、両隣と上下階が一般的です。

忘れがちなのが上階への挨拶です。

上階へは直接の迷惑をかけることがないし、会う機会もほとんどないのでは?と思う人もいるでしょう。

しかし、上階の人に下階に「引越しして人が入ったこと」を知らせることで、足音を気遣ってくれるなど、住みやすくなる可能性があります。

上階からの物音が気になる人は特に挨拶に行った方が良いでしょう。

また、借家の場合、向こう三軒両隣(向かいの家3軒と両隣)に挨拶に行くのが一般的です。

粗品を持っていく

そして、引越し挨拶には簡単な粗品を持っていきましょう。

相手も受け取りやすい500〜1,000円ほどの価格帯のものを用意します。

誰でも使える食品用ラップや洗剤、トイレットペーパー、タオルなどがおすすめです。

お菓子などの食品も喜ばれる場合がありますが、現代ではアレルギーの心配もあるため、あまりおすすめできません。

初対面の人が受け取りやすく、使えるものを意識しましょう。

時間帯に要注意

引越し挨拶は荷物の出入りが激しい当日に行う人が多いようです。

平日休日どちらであっても、時間帯には注意が必要です。

早朝の引越しだったとしても早すぎる場合は迷惑になります。早くても朝9時以降にすると良いでしょう。

また、夜遅すぎるのも迷惑です。遅くても夜9時ごろまで、高齢者が住んでいる可能性が高い場合、就寝時間と重ならないように夕方6時ごろまでに行くようにします。

不在の時は何度も行かない

引越し挨拶に行っても、在宅だとは限りません。

不在であっても1日に何度も訪問しないようにしましょう。

防犯のために知らない人の訪問は出ないと決めている家もあります。

その場合、何度行っても挨拶できない可能性が高いので、手紙と粗品を袋に入れて部屋のドアノブにかける、ポストに入れるなど工夫します。

後日、直接会った時に一言かけるとより好印象です。

まとめ

今回は引越し挨拶はするべき?しない?メリットデメリットやマナーをご紹介しました。

引越し挨拶は多くの人がしているため、した方が無難です。

今後住む上でのメリットも多いですが、防犯上のデメリットや近所付き合いでの注意点もあります。

ご自身に合った方法で、引越し挨拶をするかしないかを考えましょう。もし迷う場合は管理会社や不動産会社に相談すると良いですよ!

この記事を参考に、引越し挨拶のマナーを守って快適な新居での生活を楽しんでくださいね。

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