ニートでも生活保護は受給できる?その条件と方法をご紹介!

もう何年も働かずニートとして暮らしているけど、お金がなくて生活が困窮している…

生活保護に頼りたい…

そう悩んでいる方は、どうぞこの記事を参考にしてください!

今回はニートでも生活保護は受給できる?その条件と方法をご紹介していきます。

ニートでも生活保護は受給できる!その条件は?

では早速、ニートでも生活保護は受給できるのでしょうか?!

ズバリ!その答えは、ニートでも生活保護を受給することができます!!

ただし、いくつかの条件があり、そう簡単に生活保護を受けることはできません。

ここからは生活保護の受給条件をご紹介しましょう。

収入が生活保護費より少ない

1つ目の条件は、収入が生活保護費より少ないことです。

生活保護は「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保証する制度です。

最低限度の生活をするために、最低生活費という設定があり、その金額が生活保護費として受給者に支給されます。

この生活保護費よりも収入が多い人は、最低限度より上の生活を送っているとみられるため、生活保護の受給はできません。

逆に、収入があっても生活保護費以下の金額であれば、生活保護を受給できる可能性があります。

ニートは一般的に無職の人を指すため、この部分はクリアする人がほとんどですね。

資産がない

2つ目の条件は、資産がないことです。

資産とは、貯金、株、不動産、自動車、宝石、ブランド品などです。

資産がある場合は、生活保護を頼る前にその資産を生活の足しにするように指導されます。

ただし、住居として使っていて、尚且つほとんど価値のない不動産や、通勤や買い物に必須な自動車など、やむを得ない場合は保有が認められることもあります。

ニートの場合も、以前働いていた時の貯金や自動車を持っている人は多いと思います。

そういった方は資産を使い切らない限り、生活保護は受けられません。

家族や親族に頼れる人がいない

3つ目の条件は、家族や親族に頼れる人がいないことです。

生活保護を申請すると、申請者についてのさまざまな調査が入ります。

その調査の1つとして、家族や親族に申請者のことを援助できないか問い合わせる「扶養照会」というものがあります。

「扶養照会」は3親等に通知され、申請者への援助の可否を問います。

もし援助してくれる家族や親族がいる場合、生活保護を受けることはできません。

ニートの人に多い実家暮らしも、家族から援助されていると見なされ、生活保護を受けることが難しくなります。

ニートが生活保護を断られるパターンは?

ここまでで、生活保護を受けられる条件をご紹介しました。

では、ニートが生活保護を断られるパターンは一体どういうところにあるのでしょうか?

考えられるパターンをご紹介していきます。

働くことができる

まずは、働くことができるニートだと生活保護を断られる可能性が高いです。

生活保護は何らかの事情で働くことができない、またはたくさん働くことができない人に向けた制度です。

働ける健康な人の場合、生活保護を申請してもまずは働くように促されて、生活保護を認めてもらえません。

ただし、就職活動がうまくいかず、長引いて、生活が困窮している場合は一時的に補助を受けられる可能性もあるため、その際は窓口へ相談に行くことをおすすめします。

実家暮らし

次は、実家暮らしの場合です。

前述しましたが、生活保護は家族や親族から援助を受けている場合、受給することはできません。

そもそも生活保護は世帯ごとに支給される制度です。

実家暮らしの場合、同居している家族とニートは同世帯とカウントされます。

そして、同居している家族が仕事や年金で収入を得ている場合、例えニートが無職でも生活が困窮しているとは見なされません。

ただし、同居している家族の収入が少なく、最低生活費を下回るようなら生活保護の支給が認められるかもしれません。

一度、窓口で相談してみると良いでしょう。

福祉事務所に非協力的

最後は、福祉事務所に非協力的な場合です。

生活保護の申請を行うと、福祉事務所に務めるケースワーカーが申請者について調査を行います。

調査だけでなく、生活についての指導が入る場合もあるでしょう。

もしも担当のケースワーカーに、就職活動を行うように指導されたら、言うことを聞いて就職活動を始める必要があります。

また、病気の場合は病院へ行くように指導することもあります。

それらをしっかり守って、福祉事務所からの印象を悪くしないようにすることも、生活保護受給をスムーズにするために必要です。

ニートでも生活保護を受給する方法は?

では、結局ニートが生活保護を受給するにはどうしたらいいのでしょうか?

最後に、ニートでも生活保護を受給する方法をご紹介しましょう!

健康状態を知る

まずは、自身の健康状態を知りましょう。

長年働けない状態にあった場合、何らかの精神疾患を発症している可能性が考えられます。

また、ずっと自分の部屋に引きこもっていた場合は、身体を痛めている可能性もあるでしょう。

もし何らかの診断がなされたら、それは働けない客観的な理由になるかもしれません。

それらを提示することで支援を受けられる可能性が高まります。

実家暮らしをやめる

次に、実家暮らしをやめましょう。

実家暮らしのままでは、家族に収入がある限り、生活保護を受給することはできません。

とはいえ、無職の人が1人で賃貸を借りるのはとても大変なことです。

公営住宅の場合は、無職であっても入居することが可能ですが、単身者では入居することができません。

しかし、50歳以上なら単身であっても入居できるため、実家暮らしでどうしても生活保護を受給したい人は入居できる公営住宅を探してみると良いでしょう。

福祉事務所へ相談に行く

家族からの援助もなく、働けない理由があり、生活が困窮している状態の人は、福祉事務所へ相談に行ってみましょう。

また、実家暮らしではあるけど、何らかの事情で実家にいることができない、生活は困窮状態にある、という人も諦めずに窓口に相談することをお勧めします!

もし生活保護の対象でなかったとしても、その他の支援を受けることができるかもしれません。

1人で抱え込まずに、誰かに頼ることが大切です。

まとめ

今回はニートでも生活保護は受給できる?その条件と方法をご紹介しました。

ニートであっても生活保護の条件に当てはまれば、生活保護を受けることは可能です。

しかし、健康で働くことができる、実家暮らしである、福祉事務所に非協力的な場合、生活保護の受給は難しくなります。

まずは自身の健康状態を知ることから始めましょう。

そして、生活保護は受けられないかも、と感じても、とりあえず福祉事務所に相談してみましょう。

1人で悩まずに行政と繋がることで、生活を立て直すことができるかもしれません!

自分ができることを少しずつ始めていきましょう。

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