法テラスの無料相談とは?メリットや利用の流れ・注意点まとめ

「法テラスの無料相談ってどうなんだろう…」

「自分は利用できるのかな?」

こんなお悩みありませんか?

経済的に困っていても、離婚や相続問題など、専門家に相談したい場合はあるはずです。

そこで今回は、法テラスの無料相談について、メリットや利用の流れを解説します。

利用する際の注意点もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

法テラスの無料相談とは?

法テラス(日本司法支援センター)は国が設立した法律相談の窓口で、無料相談では経済的に困窮している個人が法律問題について弁護士や司法書士に相談できます。

具体的には、以下のような刑事事件以外のトラブルについて相談が可能です。

  • 離婚や相続
  • 交通事故
  • 労働問題
  • 消費者被害
  • 債務整理

一般的な法律事務所では初回相談料が発生することが多い中、法テラスでは無料で複数回相談できるため、経済的な負担が大幅に軽減されます。

法律問題に直面しているが経済的な理由から弁護士を雇えない場合に、非常に有用なサービスです。

法テラス無料相談のメリット

続いて、法テラスの無料相談を利用するメリットをチェックしていきましょう。

無料で法律相談ができる

法テラスでは、一定の条件を満たすことで、弁護士や司法書士に対して最大3回まで無料で法律相談を受けることが可能です。

そのため、経済的な負担を気にせずに法律問題について専門家の意見を聞けます。

相談は30分単位で行われ、合計90分まで無料です。

幅広い相談が可能

冒頭で触れたように、法テラスでは借金問題や離婚問題、相続トラブルなど、さまざまな法律に関する相談が受け付けられています。

自分の状況に応じた支援を受けられるのは、大きなメリットです。

また、同じお悩みにつき3回まで相談できるため、必要に応じて追加の質問もできます。

弁護士費用を立て替えてもらえる場合がある

法テラスでは、弁護士や司法書士に依頼した場合の費用を立て替えてもらう制度があります。

立て替え費用は法テラスの決定に従って、5,000〜10,000円ずつ分割払いになりますが、一括払いよりも経済的負担が軽減されます。

経済的に苦しい場合でも、無理のない範囲で支払いながら法律サービスを受けることが可能です。

法テラスで無料相談を利用する流れ

どのように法テラスの無料相談を利用したらいいのか、初めてだとわかりませんよね。

ここでは一般的な利用の流れを紹介します。

予約をする

無料相談を利用するためには、まず予約が必要です。

予約は電話またはWebで行えます。

全国各地に法テラスの事務所があり、相談を希望する地方事務所のページをチェックした上で予約しましょう。

その際、相談場所や方法についても合わせて確認しておくと、よりスムーズに進められます。

相談の準備をする

相談の前に、事前に相談内容を整理しておくことが重要です。

問題の経緯や具体的な質問事項をメモしておくと、限られた30分の相談時間を有効に活用できます。

また、必要な書類や証拠となる資料も持参するのも有効です。

相談する

予約した日時に、指定された法テラスの地方事務所へ訪問しましょう。

受付で「援助申込書」を記入した後、弁護士や司法書士との無料相談が開始となります。

対面での相談が基本ですが、電話やビデオ通話も利用できる場合があります。

追加相談や依頼

初回相談後、さらに詳しいアドバイスが必要な場合や弁護士に依頼したい場合は、再度日程を調整して追加相談を行えます。

この際、担当弁護士は原則として異なるため、同じ専門家を希望する場合は確認してみましょう。

法テラス無料相談を利用する際の注意点

法テラスは便利なサービスですが、利用する際は注意しておきたい点がいくつかあります。

最後に法テラスの無料相談を利用する際の注意点を紹介するので、チェックしてみてください。

利用には制限がある

法テラスの無料相談は、経済的に余裕のない方に限定されており、以下のような条件を満たした人のみが利用できます。

  • 収入や資産が一定額以下である
  • 報復や宣伝目的ではない

たとえば、生活保護の基準に定められた一級地に住んでいる単身者の場合、月収が182,000円以下であり、資産が180万円以下であるのが利用条件です。

一定以上の収入や資産を持つ人は、そもそも法テラスを利用することができないので注意しましょう。

紹介される専門家は自分で選べない

法テラスでは、相談者が希望する弁護士を自分で選べず、指定された専門家に相談するのが一般的です。

自分のニーズや、相性に合った専門家を選ぶ自由が制限される点は注意が必要です。

弁護士費用は無料にならない

法テラスの無料相談では、法律相談自体は3回まで無料ですが、弁護士に依頼した場合の費用は免除されません。

弁護士費用は依頼者が負担しなければならず、立て替え制度を利用しても最終的には返済が必要です。

完全に費用がかからないわけではないため、経済的に困難な状況にある方には不向きな場合もあります。

まとめ

法テラスの無料相談は、経済的な理由で法律相談をためらっている方々にとって、非常に重要なサポート機関です。

金銭的に余裕がない中トラブルに直面した場合、利用を検討する価値があります。

ただし、相談は無料でできますが、弁護士費用などは支払う必要があるので、考慮しておきましょう。

自分の状況やニーズに合っているかを踏まえて、利用を検討してみてくださいね。

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