賃貸住宅でエアコンが故障したら修理費用はどうする?対処法まとめ

賃貸物件に備え付けのエアコンが故障した場合、修理費用は負担するのか、どのように対応したらいいのか戸惑いますよね。

そこで今回は、賃貸物件のエアコンが故障した際の対処法をまとめました!

故障を疑う前のチェックポイントや故障しないための方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

賃貸住宅のエアコンが故障したら修理費用は?

賃貸住宅に備え付けのエアコンが壊れた際、気になるのは修理費用の負担ですよね。

誰が負担するのか、まずは確認しておきましょう。

基本的に大家側が負担

賃貸住宅のエアコンが故障した場合、修理費用の負担は基本的に大家や管理会社(貸主)となります。

なぜなら、賃貸物件の備品や設備が、貸主の所有物となっているためです。

修理業者の手配も貸主が行い、入居者は修理業者に連絡したり、費用を負担したりする必要はありません。

不注意や故意の故障は入居者が負担

賃貸住宅の修理費用は原則として貸主が負担しますが、入居者の不注意や故意による故障の場合は例外です。

入居者の責任で修理費用を負担するケースは、以下のようなものがあります。

  • 故意に設備を破損した場合
  • 重大な過失による故障(例:誤った使用方法で設備を壊す)
  • 日常的な手入れ不足が原因で生じた故障
  • ペットによる損傷

これらの場合、民法第606条の例外規定に基づき、入居者が修理費用を負担することになります。

ただし、入居者負担を求める際は、貸主が状況を丁寧に説明し、入居者の納得を得ることが重要です。

また、修理の手配自体はオーナーが行い、費用のみ入居者に請求する形となります。

万が一、故障や破損が発生した場合は、速やかにオーナーや管理会社に報告し、対応について相談しましょう。

エアコンが前入居者の残置物の場合は借主が負担

一般的に、賃貸物件の設備の修理費用は貸主が負担しますが、前入居者が残していったエアコンは、契約書に明記された初期設備ではなく、残置物として扱われます。

エアコンの所有権は借主に移っているとみなされ、その管理責任も借主にあると考えられ、エアコンが故障した際の修理費用は、原則として借主が負担することになります。

この扱いについては事前に契約書や重要事項説明書に明記した上、エアコンが残置物であることやその管理責任について、契約時に説明される場合が多いです。

ただし、借主にとっては予期せぬ出費となる可能性があるため、入居前にエアコンの状態を確認し、必要であれば事前に取り決めを行うことが賢明です。

エアコンの故障を疑う前に確認すべきポイント

エアコンの故障が疑わしい場合は、決めつける前に確認しておきたいポイントがあります。

確認することで故障ではないと判明する可能性もあるため、ここで紹介するポイントをチェックしてみてください。

電源やブレーカーが正常かどうか

賃貸物件に備え付けのエアコンが故障した可能性がある場合は、電源やブレーカーの状態を確認してみましょう。

以下のような簡単な確認で、エアコンが動作しない場合が解決につながります。

  • コンセントがしっかり差し込まれているかどうか
  • ブレーカーが落ちていないか
  • リモコンの電池が切れていないか

意外と見落としがちなので、今一度確認してみてください。

室外機をふさいでいないか

室外機の周りに問題があることで、エアコンが正常に動かない場合もあります。

エアコンの故障が疑わしいときは、以下の点を確認してみましょう。

  • 周りに物が置かれていないか
  • 吹き出し口や吸い込み口がふさがれていないか
  • 周りに植物が生い茂っていないか

室外機の周囲に十分なスペースがあると、エアコンの効率が向上し、故障のリスクも減少します。

室内の設定温度が適切か

エアコンは設定温度によっては、一時的に動かなかったり、微風になったりして、故障しているように感じるケースも考えられます。

たとえば、夏季は室温が28度前後であったり、直射日光が入る部屋では25度〜26度程度に設定したりするのが適切な場合があります。

また、冬季の設定温度は、22度〜24度程度が一般的な適温です。

適切な設定温度にすることで、エアコンの効率が向上し、故障の可能性も回避できます。

賃貸住宅のエアコンが故障した場合の対処法

エアコンの状態をしっかり確認した上で、故障が判明した場合は、冷静に対応しましょう。

ここで、賃貸物件に備え付けのエアコンが故障した際の対応の流れを紹介します。

契約書を確認する

賃貸住宅のエアコンが故障した場合、まずは賃貸契約書の内容を確認するのが重要です。

契約書の確認によって、エアコン故障時の対応や費用負担について明確になります。

契約書には、設備の修理や交換に関する責任の所在が記載されています。

一般的に、大きな修理や設備の交換については管理会社や大家さんが責任を持つことが多いですが、具体的な内容や負担の範囲は契約書によって異なるため、確認しておきましょう。

また、設備故障時の連絡先がどこなのかも、契約書に記載している場合が多いです。

大家や管理会社に連絡する

契約書を確認したら、大家や管理会社にエアコンが故障した旨を連絡します。

契約書や入居時に受け取った書類から連絡先を見つけ、電話やメールなど適切な方法で行いましょう。

エアコンの故障状況やメーカー、型番、症状の発生時期などを具体的に説明します。

修理の手配については、管理会社が修理業者に行うため自分でする必要はありませんが、スケジュールは確認しておいてください。

大家さんや管理会社と相談の上で対応を進めるのが重要です。

賃貸住宅のエアコン修理の流れ

貸主が修理代負担する場合における賃貸住宅のエアコン修理の流れは、以下のようになります。

  • 1. 借主がエアコンの故障に気づく
  • 2. 借主は管理会社や大家さんに電話やメールで連絡する
  • 3. 管理会社や大家さんが状況を確認
  • 4. 貸主(大家や不動産会社)が修理業者に依頼
  • 5. 修理業者が現地で点検・修理を実施
  • 6. 修理完了後、借主が動作確認

修理完了までの期間は状況によって異なり、とくに繁忙期には時間がかかる場合があります。

また、万が一修理後に問題があれば再度連絡する場合もあるため、エアコンの状態を日頃から確認し、故障の兆候があれば早めに対処することが大切です。

快適な住環境をキープするためにも、エアコンのメンテナンスにも気を配っておくのがおすすめです。

エアコンが故障しないためにできること

使い方によっては、エアコン故障のリスクを減らし、長期間にわたって快適に使用できます。

エアコンの故障を回避するポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

掃除やメンテナンスを行う

エアコンの定期的な掃除とメンテナンスは、故障を予防する最も効果的な方法です。

フィルターは2週間に1回程度の頻度で掃除しましょう。

掃除機でホコリを吸い取った後、水洗いして完全に乾かしてから取り付けます。

また、エアコンの外側も定期的に掃除することで、内部へのホコリの侵入を減らせます。

柔らかい布やタオルで拭き取り、水拭きする場合は水気をしっかり絞って内部に水が入らないよう注意しましょう。

定期的にエアコンを稼働させる

長期間使用しないエアコンは、内部に湿気がたまりカビが発生しやすくなります。

防ぐために、以下の方法を試してみてください。

  • 使用しない季節でも、月に1回程度送風運転をする(10分ほど)
  • 乾燥運転を活用する

カビの発生を抑制することで、エアコンの故障の予防につながります。

室外機を掃除する

室外機のメンテナンスも、エアコンの性能維持に効果的です。

周りに落ち葉や土埃がたまると、エアコンの動作不良の原因になります。

定期的に室外機の周囲を掃除し、異物を取り除きましょう。

また、室外機の周りに物を置かないようにし、十分な空間を確保することで、室外機の放熱効率が上がります。

エアコンの故障予防だけでなく、電気代の節約や空気質改善にもつながる方法です。

まとめ

賃貸物件のエアコンが故障した際は、大家や管理会社が修理費用を負担するのが一般的です。

修理の手配も入居者が行う必要がありません。

契約書を確認した上で、大家や管理会社に連絡してみましょう。

また、故障していない可能性もあるため、エアコンの動きが疑わしい場合は慌てずに状態を確認するのもポイントです。

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